7月22日、『AFP』は「タイ王国サッカー協会の会長を務めているウォラウィ・マクディ氏は、選挙の際に文書を偽造した罪によって懲役18ヶ月(執行猶予付き)を言い渡された」と報じた。

ウォラウィ・マクディ氏は1951年生まれの64歳。クウェートの国立大学で学んだ後にタイ王国サッカー協会に入り、1996年から事務総長を務めてきた。2007年にはヴィジット・ケトケーウ氏の後を継ぐ形で会長に選出され、これまで7年間現職を務めている。

FIFAでも1996年から委員会のメンバーとなってきたが、2013年のAFC議会で、マレーシアの王子テンク・アブドゥラー・シャーに置き換えられている。

今回の裁判は、2013年に行われたタイ王国サッカー協会の会長選挙においていくつかの公文書を偽造したという訴えによって行われた。

そして、バンコク刑事裁判所は容疑者ウォラウィ・マクディ氏、ならびにオンガルト・コルシンハ氏(タイ・プレミアリーグ会長)の2名を有罪であると判断し、水曜日の朝に18ヶ月の懲役を言い渡したとのことだ。

なお、ウォラウィ・マクディ氏は控訴する方針を示しており、まだ処分については確定しているわけではない。

彼はその他にも2018年ワールドカップの候補地選定に関して、イングランドに投票を行う代わりにフレンドリーマッチの放映権を要求していたという疑惑があり、汚職の噂も絶えない人物である。

【Qolyインタビュー】パリ五輪出場の東京ヴェルディMF山田楓喜、トッテナムのクルゼフスキを「自分の究極系」と語るワケ

大谷翔平より稼ぐ5人のサッカー選手