7月21日、オーストラリアサッカー連盟は「会長を務めているフランク・ローウィ氏が、先週硬膜下血腫のために欧州で手術を受けた」と公式発表した。
フランク・ローウィ氏は1930年生まれの84歳。チェコスロバキアで生まれたユダヤ人で、ナチスの迫害や戦争を生き延びた経験を持っている実業家である。
1950年代にオーストラリアへと渡り、ウェストフィールド・グループを設立しショッピングセンターの開発で成功を収めたあと、2003年にオーストラリアサッカー連盟の会長に就任している。
ローウィ氏は今年5月に行われたオーストラリア・Aリーグのグランド・ファイナル終了後、表彰式の台から落下したことが大きく報じられた。
その際には特に問題もなく表彰式が続けられたものの、後の休暇中にローウィ氏は体調不良を訴え、検査の結果硬膜下血腫が認められたとのこと。
『Guardian』などの報道によれば、すでにローウィ氏は回復が近づいており、近日オーストラリアに戻ることが可能になると期待されているとのことで、幸運にも過度な心配は必要ないようだ。