7月8日、コートジボワールサッカー連盟は「新代表監督候補のリストを3名に絞った」と公式発表した。
2015年アフリカネイションズカップ優勝を果たしたエルヴェ・ルナール監督がリールの指揮官になるために職を離れたコートジボワール。
その後任を現在探しており、先月19日に59名の立候補者のリストを発表。その中にはジョヴァンニ・トラパットーニ氏やレイモン・ドメネク氏など有名監督の他、現役のナイジェリア代表監督スティーヴン・ケシ氏も含まれており大きな話題になった。
なお、スティーヴン・ケシ氏はこの行為が問題となってナイジェリアを解任されている。
そして7月1日にはそのリストを5名に絞ったことを発表。さらに今回それを3名に絞り込むことに成功し、監督決定が間近となったと宣言された。
最終的に残ったのはミシェル・デュシュイェル、アンリ・カスペルチャク、そしてフレデリック・アントネッティの3名となった。
ミシェル・デュシュイェルは1959年生まれの59歳。選手としては名門カンヌで育ったGKで、引退後は主にアフリカで指導を行ってきた。特にギニアとは関係が深く、2002~2004年、2010~2015年と長く指揮し、3度のアフリカネイションズカップに出場してきた。コートジボワールも2006年にアシスタントとして指導したことがある人物である。
アンリ・カスペルチャクは1946年生まれの68歳。選手時代はポーランド代表として活躍したが、指導者としてはフランスで学び、サンテティエンヌやモペリエなどを率いた経験を持つ。またアフリカでもコートジボワール、チュニジア、モロッコ、マリ、セネガルと多くの国で監督を務めており、アフリカネイションズカップ5回、ワールドカップ1回に出場した。
そして唯一アフリカでの指導経験がないのがフレデリック・アントネッティ。1998年にバスティアからJリーグのガンバ大阪に移ったことで知られている監督で、近年はニース、レンヌで好成績を収め、フランスでは高い評価を得た指揮官である。