7月3日、ブラジル1部のサンパウロFCは「MFホドリゴ・カイオは本人の希望によりチームに残留することになった」と公式発表した。
ブラジルU-23代表の中心選手で、最終ラインと中盤の底からゲームを組み立てられる新世代のMF/DFとして知られるホドリゴ・カイオ。21歳の彼は6月12日にリーガ・エスパニョーラのバレンシアへの入団が決まっていた。
しかしその後2名の異なるドクターによるメディカルチェック、さらにセカンドオピニオンにおいても彼の膝の状態に問題があるという結論が出たため、契約が撤回されることになった。
そして、さらにその後アトレティコ・マドリーが彼の獲得に乗り出したことが報じられ、メディカルチェックも通過。買い取りオプション付きのローンで加入するだろうと伝えられていた。
だが、最終的にはホドリゴ・カイオ自身がアトレティコ・マドリーへの移籍を断念するという希望をサンパウロ側に伝え、クラブもそれを了承し、残留することが決定されたとのことである。
紆余曲折の末に元サヤに収まった形になったホドリゴ・カイオ。膝の不安を吹き飛ばすような活躍をブラジルで見せられれば、もっと大きな額で欧州に羽ばたけるかもしれない。