7月3日、『SBS』など各メディアは「ザ・コーヒー・クラブとのパートナーシップが終了したブリスベン・ロアは、リヴァプール戦1試合のみLadbrokesと契約することになった」と報じた。
現在深刻な経営難に見舞われているブリスベン・ロア。6月15日に支払えなかった給与に関しては段階的に解消されているようであるが、まだスタッフ全てには渡っていないものと言われている。
もし次の給与支払日である7月15日までに全てを解消できなかった場合、オーストラリアサッカー連盟は何らかの動きを起こすことを余儀なくされる。
さらに水曜日には8年間スポンサーを務めていた大型カフェチェーンのThe Coffee Clubとのパートナーシップを終了することが決定。これによって年間65万ドルのスポンサーフィーを喪失することになった。
7月17日にオーストラリア遠征を行うリヴァプールとの親善試合に臨むことになっているブリスベンにとっては厳しい状況が続いてきたが、ここに来て明るいニュースが入ってきた。
イギリスに本拠地を持っている大手ブックメーカー『Ladbrokes』が、リヴァプール戦1試合のみであるが胸スポンサーを務めることが決定したとのことである。
もちろんこれはただ短期的な収入に過ぎないが、7月15日の決定的な日を乗り切るための材料になるとともに、パートナーシップはレギュラーシーズンにも継続される可能性がないわけではない。
暗いニュースが続いていたブリスベンにとっては、今回の契約でわずかに光が差し込んできたと言えるだろう。