7月1日、イタリア・セリエAのウディネーゼは「イラク代表DFアリ・アドナン・カディームの加入記者会見を7月3日に開催する」と公式発表した。
アリ・アドナン・カディーム・アル・タミーミー、通称”アリ・アドナン”は1993年生まれの21歳。2013年のアジア最優秀若手選手賞を受賞したことで知られる、イラクの新鋭レフティである。
188㎝という体格でありながらも豊かなスピードとテクニックを備え、強烈で正確な左足のキックも武器で、昨年のアジア大会では日本代表相手に2得点を決めたことでも知られている。
代表ではこの1年ほどで左サイドバックにドゥルガーム・イスマイールが台頭したために中盤で起用されることも多く、攻撃力を生かすポジションでも使われてきた。その最終ラインと前線両方をこなす性質、左足の威力から「イラクのギャレス・ベイル」と呼ばれることもある。
2013年にはトルコのリゼスポルへと移籍し、イラク生まれの選手では数少ない欧州組に。昨季はそれほど出番がなかったものの、2013-14シーズンはほぼ年間を通してレギュラーとしてプレーしており、実績も残している。