6月29日、フランス・リーグアンのカーンは「ルーマニア1部のアストラ・ジュルジュからチュニジア代表DFシャム・ベン・ユースフを獲得した」と公式発表した。
契約期間は3年。アストラとの契約は今夏で満了となるため、移籍金については発生していない。
シャム・ベン・ユースフは1989年生まれの26歳。フランスのマルセイユ出身であるが、バスティアの下部組織で育成され、ルーツを持つチュニジアのエスペランス・チュニスでブレイクした経験を持つ国際的なセンターバックである。
2012年には少しだけイングランドのレイトン・オリエントに所属したものの、半年で退団してルーマニアへ。瀬戸貴幸選手が所属しているアストラ・プロイェスティ(当時)と契約し、3シーズンに渡ってレギュラーとして起用されてきた。
その活躍もあって近年はチュニジア代表でもスタメンを奪取しており、2015年アフリカネイションズカップでも中心選手としてアブドゥヌールとともに最終ラインを締めた。
今季13位と余裕を持って残留に成功したカーンは今夏積極的な補強を進めており、既にシャケル・アラドゥール、ヴァンサン・ベサ(ともにナント)と実績ある選手を引き入れている。