2日早朝、女子ワールドカップの準決勝でなでしこジャパンと戦うのはイングランド代表である。

FIFAランキングでは日本より下位だが、前回大会では日本に唯一土をつけたのがこのイングランドであり、日本にとっては油断のできない相手であろう。

今回、女子代表がワールドカップのベスト4に進出したことで、英国メディアも男子チームとの対比で彼女たちの快挙を讃えていた。リーグこそ世界最高峰のレベルにあるが、代表チームでは近年全く結果の残せていない男子イングランドサッカー界に皮肉を込めているのだ。

カナダとの準々決勝の試合終了後、イングランドの中には思わず感極まる選手もいた。それほどまでに、道のりは険しかったのだろう。

さて、そんな女子イングランド代表の歴史的一戦を前に、英国各紙は女子チームに関する様々な話題を伝えている。

英国『Telegraph』は選手たちのお金について伝えていたので、その一部をご紹介しよう。

イングランドにも女子のプロサッカーリーグがある。今大会に登録されている選手も多くが国内リーグのチームに在籍しており、アーセナルやチェルシー、マンチェスター・シティといった各クラブにも女子チームがある。

しかし日本同様、女子サッカー界をめぐる環境はイングランドでもなかなか厳しいのだそうだ。

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