6月19日、イタリア・セリエAのインテルは「ファーストチームクラブマネージャーとしてデヤン・スタンコヴィッチ氏を招へいした」と公式発表した。
デヤン・スタンコヴィッチ氏は1978年生まれの36歳。ツルヴェナ・ズヴェズダでデビューし活躍した後1998年にイタリアへ渡り、ラツィオで大ブレイクを果たしたセンターハーフであった。
インテルには2004年に加入し、それから10シーズンで公式戦326試合に出場するなど長く活躍。中盤での攻守に渡る幅広い貢献と鮮烈なゴールで結果を残し続け、『デキ』の愛称も一般的なものとなった。
2013年に行われた日本代表戦を最後に現役引退した後は指導者に転身し、昨季はアンドレア・ストラマッチョーニ監督率いるウディネーゼでアシスタントコーチを務めたが、シーズン終了後に職を離れていた。
彼の新しい役割は、インテルのトップチームの選手達を直接管理するとともに、ロベルト・マンチーニ監督を支援することとなる。
デヤン・スタンコヴィッチ
「インテルに戻れたことはとても光栄だ。私はいつも言ってきたが、ネッラズーリは自分の肌に永久に刻み込まれているものだからだ。
あの日、私は二度とインテルのシャツを着ることが出来ないと感じて涙を流した。今、私は誇りを持って戻ってきた。別の役割でクラブを守るという決意とともに」