ぶっちゃけ日本は勝てるのか?
前線の空中戦に強さはなく、スピードとテクニック重視の東南アジアのチーム。決して日本代表にとって戦いにくい相手ではないし、むしろ以前よりも戦いやすくなっているとも考えられる。
また、サフワン・バハルディンはともかく、ハリス・ハルンやイズディン・シャフィク・ヤコブなどの中盤のビルドアップも決してレベルが高いとは言えない。
最終ラインで起用されると思われるマドゥ・モハナのロングスロー、鋭い左足を持つシャイフル・エサーのキックなどに注意すれば、劣勢になることもないはずだ。
ただ、11年前のことを忘れてはいけない。
2004年のW杯予選でシンガポールに乗り込んだ日本代表は、終盤に辛うじて藤田俊哉のゴールで勝ち越し九死に一生を得た。
力関係から言えば日本代表が負ける相手ではない。ましてやここはホームである。さらに彼らは5日前にカンボジアで「本番」を戦ったばかりだ。コンディションでも優位に立っている。
しかし、大きな油断をすれば足下をすくわれるかもしれない。シンガポールというチームは、その可能性を除外することが出来るほど脆弱な存在ではない。
2018年ワールドカップアジア2次予選の日本対シンガポールの試合は、日本時間16日(月)午後7時30分キックオフ予定。全国テレビ朝日系列およびNHK BS1にて生中継予定。
【Qolyインタビュー】パリ五輪出場の東京ヴェルディMF山田楓喜、トッテナムのクルゼフスキを「自分の究極系」と語るワケ