6月11日、『Sport.ro』や『L'Equipe』など各メディアは「ヴィートルル・コンスタンツァのFWヤニス・ハジがフィオレンティーナへ、DFクリスティアン・マネアがチェルシーへ移籍することが確認された」と報じた。

ヤニス・ハジは1998年生まれの16歳。かつてルーマニア代表のエースとして活躍したゲオルゲ・ハジの実子として知られる攻撃的MFで、高い技術や正確なフリーキックを得意とする選手。彼自身もU-17代表の一員として活躍している。

父が設立したヴィートルル・コンスタンツァで育成され、既にトップチームでもデビュー済み。父の古巣であるバルセロナからも興味を持たれていたとのことだが、それを断ったことが『Ziare』の記事で明かされている。

まだ公式発表には至っていないものの、フィオレンティーナへの入団はほぼ決まっているとのことで、移籍金は100万ユーロ(およそ1億4000万円)であるという。

クリスティアン・マネアは1997年生まれの17歳。昨年既にルーマニアのフル代表にデビューを果たしている右サイドバックで、将来のチームを支えていくと言われている神童である。

ハジと同じくヴィートルル・コンスタンツァの下部組織で育成され、今季はレギュラーとして26試合で起用されるなど17歳ながらプロの舞台で活躍を見せてきた。

チェルシーとは昨年夏から合意があると報じられており、水面下では取り引きを行うことが決定していたという。移籍金については300万ユーロ(およそ4億2000万円)であると推測されている。

なお、マネアは今季はオランダのフィテッセへレンタル移籍する可能性が高いとのことだ。

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