6月4日、中国超級リーグの広州恒大は「ファビオ・カンナヴァーロ監督との契約を終了し、新たな指揮官としてルイス・フェリペ・スコラーリ氏と契約した」と公式発表した。
昨年限りでマルチェロ・リッピ氏が退任し、アシスタントを務めていたファビオ・カンナヴァーロを監督に昇格させて今季に望んだ広州恒大。
現在はリーグで首位に立っているが、昨年のような圧倒的な強さは見せられておらず、山東や北京とはわずかな差に留まっている。
これを受けてクラブはファビオ・カンナヴァーロ氏との契約を6月5日を最後に解除することを決めると共に、元ブラジル代表監督のルイス・フェリペ・スコラーリ、通称”フェリポン”と2年半の契約を結ぶことを発表した。
日本と韓国で行われた2002年ワールドカップで優勝を果たしたこと、短期間であるがジュビロ磐田を指揮していたことでも知られるフェリポン。
昨年は自国開催のワールドカップで再びブラジル代表を率いたものの、ドイツに歴史的な大敗を喫するなどしてチームを離れることになり、その後は先月までグレミオの監督を務めていた。
しかし先日から中国方面のクラブが興味を示しており、100万ドル規模のオファーが舞い込んできているという報道は現地で流されていた。最終的にはその通りの結果になった形である。