5月30日、『Sky』など各メディアは「イングランドサッカー連盟のデイヴィッド・ギル副会長は、FIFA執行委員会に出席することを拒否した」と報じた。
デイヴィッド・ギル氏は1997年にマンチェスター・ユナイテッドの財務ディレクターとなり、2003年にピーター・ケニオンの後を継ぐ形でCEOに就任。2013年に辞任するまでクラブの経営を行ってきた人物。
2006年からはイングランドサッカー連盟の理事を務め、2013年5月にUEFA理事に、2015年3月にFIFA執行委員会のメンバーとなっている。
彼は先日FIFAの幹部9名が起訴された大規模な汚職スキャンダルを受けてゼップ・ブラッター会長の責任を追求し、もし選挙で再任することがあれば委員会を離れると発表していた。
そしてその通り、土曜日に行われた選挙後最初の執行委員会にデイヴィッド・ギル氏は出席せず、イングランドとUEFAの仕事に集中すると声明を発表した。
まだ任期は3年以上残っているものの、FIFAはギル氏の後を継ぐ人物を選ぶための選挙を行う可能性が高いとのことだ。