adidasは25日、これまでの4サイロを廃盤にして今夏から展開する新作サッカースパイク、『X (エックス)』と『ACE (エース)』を全世界で発表した。

こちらの記事では、ゲームを支配するプレーメーカーに向けたスパイクとしてリリースされた『ACE』を紹介したい。(『X』の記事はこちら

adidas ACE 15.1

「予測不可能」というキャッチコピーが付けられた『X』に対し、こちらは「絶対的支配」。それを象徴するMFから、近年は高いビルドアップ能力が求められるDFやGKなどのために用意されたスパイクだ。

人工皮革モデルのアッパーは、合成樹脂・EVA樹脂・合成繊維の3層からなる素材。

ボールへのグリップ力、クッション性、足の安定感などを高め、トラップ時の衝撃を吸収するとともにパスやシュート時のミートとインパクトに貢献。『X』同様に施された細かいドット加工により、あらゆる天候時に滑りにくさを発揮するノンストップグリップ機能も備えている。

後足部は耐久性に優れた合成樹脂による、ソール一体型エクスターナルヒールカウンターを搭載。かかとの着地から前足部の蹴り出しまでをスムーズに促すとともに、シューズの外側からしっかりとかかとをホールドすることで、安定性を向上させ、常に適切な足の向きやポジションをサポートする。

アウトソールは『ACE』の大きな特徴で、14本のメインスタッドと29本のサブスタッド、計43本の丸形スタッドにより、ボールおよびグラウンドとの接地面積を向上。ボールとグラウンドへの吸い付きやすさを高めることで、優れたボールコントロールと360°あらゆる方向への安定した動きに繋げている。

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