今シーズンのCLも、ユヴェントス対バルセロナの決勝を残すのみ。6月6日、ベルリンで微笑むのは一体どちらのチームなのだろうか。

ここまでCLは124試合が終了しており、uefa.comではその詳細なデータを閲覧できる。

前回は走行距離ランキングを調べここまで最も長い距離を走っている選手を探ったのだが、バイエルンのデータを参照するとこんな興味深いことが判明している。

こちらは、バイエルンの選手のパスのスタッツである。

左の行から順にパス数、パス成功数、パス成功率、クロス数、クロス成功数。注目してほしいのは黄色く囲った部分と赤く囲った部分なのだが、GKマヌエル・ノイアーのパス数はトーマス・ミュラーのそれを上回っているのだ!

ノイアーといえば現代を代表する“超攻撃的GK”であり、2014年ワールドカップでは7試合を通してのリオネル・メッシより多くのパスを通していたと話題になっていた

そんなノイアーはこれまで今シーズンのCL12試合で371本のパスを送り、そのうち339本を成功させている。バイエルンでは「ダンチ以上、シュヴァインシュタイガー以下」の数字となっている。

ただし、ノイアーが12試合1,080分出場していたのに対し、トーマス・ミュラーのプレー時間は10試合777分だ。両者には300分ほど差があり純粋に比較することはできないが、それでもノイアーのアグレッシブさを示す数値ではありそうだ。

ちなみに、371本というノイアーのパス数だが、これは他チームであればバルセロナMFチャビとほぼ同じ数字になる(チャビは373本のうち348を成功)。チャビはノイアーのおよそ1/3ほどのプレー時間であるが、そのインパクトはすごい。

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