22日、スウォンジーは今シーズンに活躍した選手を讃える「スワンズ・アワード2015」を開催し、サポーター選出の年間最優秀選手賞に韓国代表MFキ・ソンヨンが輝いたと発表した。

ギャリー・モンク監督の下、リーグ8位とまずまずの位置につけるスウォンジー。

欧州カップ戦への出場権には届かなかったが、リーグ戦ではアーセナルとマンチェスター・ユナイテッドに“ダブル”を達成するなど存在感を見せており、充実したシーズンを送っている。

中でも昨夏サンダーランドからローンバックしてきたキ・ソンヨンは、ここまで33試合に出場している。自慢の展開力を活かし攻撃にアクセントをつけるだけでなく、果敢な攻撃参加から8点をゲット。これはチームの中でもチーム最多の数字であり、今シーズンのプレミアリーグで生まれた最初の得点もキ・ソンヨンがあげている。

そんなキ・ソンヨンの活躍はサポーターにも認められ、このほどサポーターが選出する年間MVPに輝いたのだという。

1989年1月生まれのキ・ソンヨンは26歳。サポーター選出ではあるが、アジア人選手が世界最高峰のプレミアリーグのクラブで年間最優秀選手賞に選出されるというのは快挙であると言っていい。

今回の受賞に際し、キソンヨンはこのようにコメントしたという。

キ・ソンヨン(スウォンジー)

「このような賞を受賞できたのは、最大の名誉である。

サポーターはいつも僕らの後ろにいてくれたし、彼らに感謝する。そのことは我々にとって素晴らしい時間になるかもしれない。

チームとしても個人としても、キャリアの中で最高のシーズンだった。

キャリアの中で1シーズンに8ゴールしたことなんて一度もないが、それはチームメイトのおかげだ。

と言うのも、どの試合でも彼らは私に貢献してくれたし、私のシーズンがいいものになったのはそのおかげだからね」

キ・ソンヨンは先週末に行われたマンチェスター・シティ戦に欠場しており、来シーズンに向け膝の手術を受けたという。

なお、同アワードでは選手選出の年間最優秀選手賞にウカシュ・ファビアニスキが、最優秀若手選手賞にジェイ・フルトンがそれぞれ輝いており、年間最優秀ゴール賞にWBA戦で見事なゴールを決めたウェイン・ラウトリッジが選ばれている。

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