5月17日、『Estadio』は「ブラジル代表チームのメンバー選考には、サウジアラビアのマーケティング会社ダラー・アル・バラカの関連会社によって左右されている」と報じた。

記事によれば、ブラジル代表チームとマーケティング会社の契約は2006年から結ばれており、2011年にはジョアン・テイシェイラ会長によってさらに10年間延長されているとのこと。

そして、そのダラー・アル・バラカの関連会社は、ケイマン諸島に拠点を置いているがオフィスや従業員はおらず、私書箱が配置されているだけのペーパー・カンパニーに近いものだという。

契約書の全てにはこれを機密にするという相互の合意が書かれており、外部に漏らさないことが約束されている。

その内容には、ブラジル代表チームにおける放映権料や肖像権、著作権などがマーケティング会社の管理下になることが書かれている。

また、親善試合1回あたり105万ドルがブラジル連盟に支払われる他、マーケティング面で効果が低いと評価されている選手をプレーさせた場合に一定の額が差し引かれることなど、メンバー構成にも大きな影響が及んでいることが示唆されている。

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