これまでCLは59シーズンにわたって行われているが、その決勝戦がダービーマッチになったのは一例のみである。
2013-14シーズン 決勝
レアル・マドリー 対 アトレティコ・マドリー(マドリードダービー)
そう、昨シーズンのファイナルである。
この時はレアル・マドリーとアトレティコ・マドリーが対戦し、史上初となるダービーマッチが実現。0-1とアトレティコがリードしていたが試合終了間際にセルヒオ・ラモスが同点弾をあげ、延長戦にレアル・マドリーが3点をあげ史上10度目となる欧州王者に輝いた。あまりに直近すぎて逆に忘れていた人も多いかも・・・?
CLにおいて、1つの協会から複数クラブが参加するフォーマットは1990年代に入ってから採用された。そのため、それまではCLでダービーマッチが実現することは物理的に不可能であったという面はあるが、いずれにしてもCL決勝という舞台でダービーマッチが実現するのはそれほどレアなことなのだ。
ちなみに、CL決勝では「ダービーマッチ」だけではなく「同国対決」が実現するのも珍しい。同国クラブによるファイナルはこれまで5例しかない。
1999-00シーズン 決勝
レアル・マドリー 対 バレンシア(スペイン勢対決)
2002-03シーズン 決勝
ユヴェントス 対 ミラン(イタリア勢対決)
2007-08シーズン 決勝
マンチェスター・ユナイテッド 対 チェルシー(イングランド勢対決)
2012-13シーズン 決勝
ドルトムント 対 バイエルン(ドイツ勢対決)
2013-14シーズン 決勝
レアル・マドリー 対 アトレティコ・マドリー(マドリードダービー)
今シーズン、仮にレアル・マドリー対バルセロナ戦が決勝で対戦することになれば、史上2度目のダービーマッチ、史上6度目の同国対決となる。その行方は如何に―。