スタンフォード・ブリッジで行われたプレミアリーグ第36節、チェルシー対リヴァプール戦は1-1の引き分けとなった。
リヴァプールの得点者はスティーヴン・ジェラードであった。
今季限りでイングランドを離れることが決まっているジェラードは79分に途中交代となった際、チェルシーファンからも喝采を浴びていた。
いつもは手厳しいライバルクラブのファンたちからのスタンディングオベーションについて、ジェラードはこの日だけは違い、嬉しかったと語っていたという。 また、ジェラードといえば、敵将であるジョゼ・モウリーニョが何度も獲得を目論見ていたことでも知られている。
プレミアリーグの公式Twitterによれば、ジェラードはモウリーニョについてこのように話したという。
Gerrard: "Mourinho is the world's best manager for me. I'd have signed for him 3 times if I wasn't a Liverpool fan." pic.twitter.com/xBAV6ANqGq
— Premier League (@premierleague) 2015, 5月 10
「モウリーニョは僕にとって世界最高の監督。もし僕がリヴァプールのファンでなければ、彼(率いたチーム)と3度契約していた」
また、『telegraph』では「僕の頭が何度か(移籍に)傾いた理由は彼にある。だが、なぜ僕がそうできなかったかを彼は分かっていた。それは僕がリヴァプールFCを愛しているからだ」とも述べたと伝えている。そして、「彼(モウリーニョ)を大いにリスペクトしている」とも。
一方のモウリーニョも「彼のことが恋しくなるね」、「全てのクラブ、全てのスタジアムが彼に多大な敬意を払うだろう」などと語っていたとのこと。
これまで同じクラブで働いたことのない両者だが、お互いに強くリスペクトし合っていたようだ。