5月7日、『Corrire dello Sport』や『Si24』など各メディアは「元イタリア代表MFジェンナーロ・ガットゥーゾは、現在のミランは責任が分散していると話した」と報じた。
現役引退後指導者となったものの、パレルモ、シオン、OFIクレタとなかなかサッカー以外の状況が厳しいところで仕事をすることになったガットゥーゾ。現在はどこのクラブとも契約しておらず、仕事を探している状況にある。
チャリティイベントに出席して講演したガットゥーゾは、古巣のACミランについては指揮系統が混乱しているようだと話し、まずフロントの状況を固めなければならないと主張した。
ジェンナーロ・ガットゥーゾ
「オレがプレーをしている時には、ミランにおける権力はベルルスコーニにあった、そしてガッリアーニが管理者として責任を負っていた。何かを間違った時には、誰か一人のミスだった。
今はそうじゃないみたいだな。しかし、指揮系統は一つであった方が良い。双頭体制になるよりはね。
ベルルスコーニ一族は28年の間競争力があるミランを構築してきた。多くの投資を行ってね。しかし悪い時間もやってくるものだ。それはユヴェントスにも起こったことだ。
始まりがあれば終わりもある。重要なことは、ミランは良い人々の手の中に収まらなければいけないということだ。そうなれば、クラブはまた高いレベルに戻ることが出来るだろう。
(インザーギ監督について)
ピッポは親友だ。そして素晴らしい選手だった。ただ、監督になろうとすればそこには違ったものがあるし、難しい時間を過ごすものだ。
ミランの監督に? いや、オレはまだまだ多くのものを学ばなければならない。しかし、そこは自分が帰らなければならない場所だ。何かを決めることはないが、優先事項だ」