10月26日、『BBC』など各メディアは「OFIクレタの監督を務めているジェンナーロ・ガットゥーゾ氏が、試合後の記者会見で辞任を匂わせた」と報じた。

かつてACミランやイタリア代表で活躍したジェンナーロ・ガットゥーゾは、2012-13シーズンに所属していたシオンで選手兼監督を務めて指導者デビューを果たし、昨年夏にはセリエBに降格したパレルモの監督を8試合だけ務めた。

今年6月にはギリシャ1部のOFIクレタの監督に就任したものの、当初からクラブの財政状況が劣悪で給与が支払われていないという噂が流れていた。

そして10月26日に行われたアステラス・トリポリ戦で敗北したあと、「選手たちが私のことを信用していない。私は全ての情熱と力を注いでいるが、一人でこのクラブの問題を解決することは出来ない。私は会長じゃない。必要な仕事はサッカーだけだ。動揺しているが、この仕事を続けられない」と話し、チームを離れると宣言した。

もちろんこれは公式に辞任という話ではないのだが、ここまではっきりと宣言した以上はそうなる可能性が高いと思われている。

選手としては輝かしい経歴を作り上げてきたガットゥーゾ氏であるが、指導者に転身してからは運に恵まれず、貧乏くじばかり引いている形でこれまで3チームを率いていながらもまだ公式戦21試合しか戦えていない。この機会に出来るだけのハイライトを集めてみた。