プレミアリーグのサンダーランドはヴェルダー・ブレーメンFW、フランコ・ディ・サントの獲得を目指しているようだ。『Daily Mail』が報じている。
ディ・サントはアルゼンチン出身の26歳。2008年に若くしてチェルシーに加入するも、層の厚いトップチームの壁を崩せず、2010年にウィガンに移籍。昨シーズンからブレーメンに加入し、2016年までの契約を結んでいる。
今シーズンのディ・サントはブンデスリーガで22試合に出場。13ゴールを奪い、得点ランキング5位タイ。チェルシーでは輝けなかったがブンデスリーガで花開いた。
サンダーランドのスポーツディレクターを務めるリー・コンガートンはディ・サントをよく知る人物だ。コンガートンは以前、チェルシーに在籍しており、今回のディ・サント獲得のキーマンとなっている様子。
課題は選手本人がプレミアリーグに戻る気持ちがあるかどうかだろう。チェルシー時代はゴールを奪えず、ローン移籍先のブラックバーンではわずか1ゴール。3シーズン過ごしたウィガン時代も出場機会を与えられたが合計13ゴールと今シーズンのゴール以下である。
アルゼンチン代表として3キャップを保有するディ・サントだが、ドイツで活躍したことで「安定」を得たとも言える。来シーズン限りで契約が満了するということは、契約延長交渉は今夏から来シーズンにかけて行なわれる見込み。今シーズンの成績を鑑みると優位に進めることも可能なだけに、ブレーメンから提示される金額との天秤になるのではないだろうか。
なお、ブレーメンを説得するには800万ポンド(およそ14.5億円)程度の移籍金が必要なようだ。