4月25日、『Tasnim』は「イランサッカー連盟は、カルロス・ケイロス代表監督と和解した」と報じた。
これによってイラン代表チームは2018年までカルロス・ケイロス氏の指導の下で戦うことになり、大きな危機を乗り越えた格好となった。
2014年ワールドカップ、2015年アジアカップでイラン代表の指揮を執ったカルロス・ケイロス監督は、3月のインターナショナルマッチデーウィーク直前に辞任が発表されていた。
その理由は連盟の一部との確執であったとされており、辞任発表後にもケイロス氏は「一部のものに侮辱された」とメディアに対して明らかにしていた。
発表の後に行われた親善試合では強豪チリと中立地で戦って勝利を収め、敗れはしたもののスウェーデン相手にも健闘。惜しまれながらチームを去る形になっていた。
しかし、上記のように今回イランサッカー連盟との間で和解が成立し、2018年ワールドカップまで残っていた契約を守るという相互の合意に至ったという。
ワールドカップ予選まであとわずかというところで迎えた混乱であったが、なんとかイランにとっては最高に近い形で収めることが出来たと言えるだろう。