4月22日、『Reuters』や『BBC』など各メディアは「バイエルン・ミュンヘンのペップ・グアルディオラ監督は、ポルト戦前の記者会見での規律違反により罰金処分を受ける可能性が高い」と報じた。

昨日FCポルトとのUEFAチャンピオンズリーグ準々決勝セカンドレグを戦ったバイエルン・ミュンヘン。

それを前にした記者会見に出席したグアルディオラ監督は、2014年ワールドカップの取材中に死去したアルゼンチンの記者ホルヘ・ロペス氏の事件について再調査を求める運動「JusticiaParaTopo」のTシャツを着用していた。

「エル・トポ」の愛称で知られたホルヘ・ロペス氏は交通事故によって死亡したことで知られている。

警察によって追われていた未成年犯罪者の自動車に追突されたことにより、タクシーがコントロールを失い柱に衝突。その後部座席に乗っていたホルヘ・ロペス氏は車外に投げ出され、脳挫傷によって命を落とした。これは殺人に当たると故人の家族は主張している。

UEFAでは攻撃的、あるいは挑発的な政治的なスローガンと判断される文面を禁止しており、グアルディオラ監督のTシャツはそれに該当する恐れがある。

懲戒については5月21日のUEFAの会合によって議論される予定であり、その後グアルディオラ監督には罰金刑が科せられる可能性が高いとのことだ。

なお、ホルヘ・ロペス氏の未亡人であるベロニカ・ブルナティは自身のツイッターで感謝の言葉を述べ、プロフィール画像をグアルディオラ監督のものに変更している。

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