両ワイドを諦め、中央を厚くするような守り方を見せていたレディングの選手たち。

しかし、エジルは多くの相手選手がいる中央をあえて狙った。

アレクシスの動き出しを確認すると、「ここしかない」というコースにパスを送る。選手と選手の間、いわゆる“門"を2つも通す見事なパスであった。

エジルのパスセンスを、英国『Metro』も好紹介している。

「一般的な人は黒の矢印のパスコースしか見えないけれど、エジルには赤い矢印のパスコースが見える」といったものである。このアングルから見ると、レディングの「組織」をエジルという「個」が完全に打開したことがよく分かる。

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