先週末行われたFAカップ準決勝レディング戦を2-1と制し、見事決勝進出を決めたアーセナル。目指すはもちろん連覇である。
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@Arsenal's 2-1 victory against Reading http://t.co/CBzGFNSHHP pic.twitter.com/Ui1J1Vxo63
— Arsenal FC (@Arsenal)
2015, 4月 19
2部チームとの大一番は意外な形で決着がついた。
延長前半アディショナルタイム、アレクシス・サンチェスのシュートをレディングGKアダム・フェデリーチがこぼしてしまい、それがそのままゴールインしたのだ。
結果的にはアレクシス・サンチェスの2ゴールで2年連続決勝の舞台に進むことになったアーセナル。しかし、このゴールをいずれもお膳立てしたのはメスト・エジルであり、中でも先制点のアシストはエジルのパスセンスを凝縮させたかのようなプレーであった。
39分、ピッチ中央でボールを持ったエジル。この時エジルに寄せてくる選手は誰一人としていなかった。世界屈指のチャンスメイカーをフリーにしたことが、結果的には先制ゴールを生んでしまう。
レディングの選手たちは8人が自陣に引き、7人のアーセナルの選手を見ていた。つまり、数の上ではレディングが勝っており、この攻防を優位に進めることができるはずだった。
しかし、そんな組織を打開したのがエジルの一本のパスだった。