新天地チェルシーで輝くセスク・ファブレガス。

先日行われたマンチェスター・ユナイテッド戦に勝利したことで、リーグ制覇にまた一歩近づいた。

仮にチェルシーがプレミアリーグを制覇することになれば、セスクにとってはこれが主力として手にする自身初のプレミアリーグタイトルである。

というのも、セスクは2003-04シーズンのアーセナル時代にプレミアリーグ優勝を成し遂げている。しかし、この時はティエリ・アンリやパトリック・ヴィエラといった選手たちが無敗優勝を達成した時で、セスクはリーグ戦で1試合も出場することはなかった。

以降、アーセナルに8シーズン在籍したもののリーグタイトルに及ばず2011年にバルセロナへと移籍。そして今シーズン再びイングランドに復帰しジョゼ・モウリーニョの下、類まれなアシスト能力を発揮しているのだ。

そんなセスクの活躍を、アーセナルのファンはさぞ複雑な心境で眺めているに違いない。しかし、そうした気持ちをユーモアで上手くやりくりするのがイングランドのフットボールファンでもある。

2006-07シーズンより、セスクは背番号4をつけていた。アーセナルで最も長くつけていた背番号だけに多くのファンがセスクのユニフォームを持っていたはずだが、セスクがライバルチームに移籍したことで、多くのサポーターはそのユニフォームを使用することができなくなってしまった。

そこで、とあるアーセナルファンがこんなことを閃いた。

ユニフォームに記された"FABREGAS"のF, A, R, A, Sの5文字を掻き消し、Eの文字をFに変えてしまったのだ。

これにより、背中には背番号4とB, F, Gの3文字のアルファベットだけが残っている状態となった。これは何を意味するのだろう?

実は今回の“再利用法"、現在アーセナルで背番号4をつけている選手と関係している。

現在アーセナルで4番を背負うのはDFペア・メルテザッカーである。199cmという上背からメルテザッカーは一部のファンから"Big Fuc*ing German(めちゃデカいドイツ人)"と呼ばれており、これを略したものが"BFG"であるのだ。

英国のフットボールサポーターは、誰かが移籍する際にこうしたことを思いつく。

以前はチェルシーのフアン・マタのユニフォームをこんな感じでリユースしていた。このあたりの発想と閃きは流石という他ない。

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