3月31日、アムステルダム・アレーナで行われたオランダとの強化試合に敗れたスペイン。

2010年ワールドカップ決勝戦以来、両者が顔を合わせるのはこれで2度目だが、スペインは2連敗を喫している。

テストマッチということもあり、スペインはアンドレス・イニエスタやダビド・シルバなどの主力を温存し、フアンミやマリオ・スアレスといった選手を先発で起用した。しかし、試合に勝利することはできず、ゲーム内容も楽観視できるものではなかったという。

2014年ワールドカップの惨敗以降、やはり調子が戻らないスペイン。よほどフラストレーションが溜まっていたのだろうか。試合後、地元テレビ局『Cuatro』が行ったフラッシュインタビューで事件は起きた。

画面に登場したのは、この日キャプテンマークを巻いて先発フル出場を果たしたセスク・ファブレガス。レポーターから「こんなに乏しいパフォーマンスを続けてもなお、スペイン代表チームを信じることのできる理由は何ですか?」という厳しい質問が飛び・・・

答えにつまるセスク。

インタビュアーを見つめるその表情には、明らかに苛立ちのようなものが見える。

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