日本代表監督ヴァヒド・ハリルホジッチ氏が J1・J2の合同実行委員会の冒頭で代表選手の体脂肪率を発表したことで大きな話題となっている。

今や自宅の体重計でも計測できる体脂肪率だが、自宅向けの商品は「アスリートほど誤差が多い」もので正確に測るには特殊な方法を用いる必要がある。

FC東京DF太田宏介が「代表での体脂肪率15.2%は間違いである」と声明を出した様に測定方法によって大きな違いがでてしまうのだ。

今回、ハリルホジッチのリストでは体脂肪率11%台後半を黄色、12%以上を赤色として警笛を鳴らした。

世界のフットボールを見てきたハリルホジッチが見てきた体脂肪とサッカー選手の関係とは何なのだろうか?

今回はスポーツ科学における複数の論文を元に体脂肪とサッカー選手の関係を明らかにする。

※今回の論文は記載がない場合、体脂肪率は二重エネルギーX線吸収法によって測定されている。小数点以下は2桁を四捨五入としている。


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