ブラジルのリオグランデ・ド・スル州選手権、インテルナシオナウ対イピランガ戦での出来事が話題になっている。

試合後半、インテルナシオナウの左サイドバック、ファブリシオ(28歳)とサポーターが何やら言い争いになると・・・。

ファブリシオはサポーターに両手で中指を突き立てたことで、ルイス・テイシェイラ主審から一発レッドカードでの退場を命じられてしまった。この試合が行われたのはインテルナシオナウのホーム「エスタジオ・ベイラ=リオ」であり、ファブリシオといさかいになったのは味方であるはずのインテルナシオナウサポーターである。

地元『globo』によれば、ファブリシオはチームに対してのブーイングに苛立ちをみせた後にサポーターと言い争いになり、中指を立ててしまったという。退場を宣告されピッチを去る際に、ベテランDFフアンが止めようとしたものの、ファブリシオはユニフォームを脱ぎ捨てており、その後も再びサポーターと口論となった。

同僚DFエルナンドはファブリシオの前任者である左SB、クレーベルを引き合いに出してこう語ったそう。「選手は批評とともにある。それを扱えるようにならなければならない。彼には経験がある。このクラブに長い間(2011年から在籍)いる。すでにタイトル獲得にも貢献している。クレーベルはアイドルだった。ファブリシオは熱くなっていて、やりすぎた。彼は謝罪するだろう」

また、フアンもファブリシオはこれまで貢献してきたし、性格は外交的でお茶目であるとしつつ、サポーターに謝罪しなければならないと語ったという。クラブの首脳陣によればファブリシオは週末まで活動停止となり、処遇は月曜日に決定される予定とのこと。

なお、この試合では元マンチェスター・ユナイテッドのMF、アンデルソンも相手選手とともに一発退場になっている。

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