チェルシーから2部レディングへレンタル中のDF兼MFのナサニエル・チャロバー。イングランドU-21代表経験もある20歳の逸材である。

そのチャロバーがFAカップ6回戦ブラッドフォード・シティとのリプレイ(再戦)で見せたパスがなかなかすごかった。

チャロバーは横にいた味方ではなく、前にいたパヴェル・ポグレブニャクへアウトサイドでパスを当てると、そのリターンを再びアウトサイトで前線におくった。ダイレクトで放たれたボールは前線を走る味方FWのもとへ。右足一本、アウトサイドでみせたプレーはなんともセンスを感じさせるものだった。

なお、試合は3-0でレディングが勝利し、1927年以来となるFAカップ準決勝進出を決めている。

レディングを率いる、こちらも元チェルシーでアシスタントコーチなどを務めたスティーヴ・クラーク監督は「まず第一に選手たちのために嬉しい。彼らにとって難しいシーズン(現在24チーム中17位)となっているが、今夜は楽しむためのものを手にした」とその喜びを語っていた。なお、ウェンブリーでの準決勝では昨季の覇者アーセナルと対戦することが決まっている。準決勝もうひとつの対戦カードはアストン・ヴィラvsリヴァプールとブラックバーンの勝者となっている。

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