現在、プレーオフが行われているベルギー1部リーグ、アンデルレヒト対クルブ・ブルッヘ戦でのワンシーンがこちら。
自陣深くから完璧なコースとスピードで放たれたパーフェクトなロングパス。このパスを蹴ったのはアンデルレヒトのMFユリ・ティエレマンス。 彼はまだ16歳というから驚きだ。
1997年生まれのティエレマンスは今季トップチームにデビューすると、リーグ21試合に出場。16歳ながらベルギーU-21代表にも選出されている。何と言っても魅力はパスセンスで、中盤後方から大人顔負けのパス裁きで試合を仕切るその姿はまさに“神童"。 先頃、イタリア紙『Gazzetta dello Sport』が発表したヤングスタートップ60にもランクイン(55位)するなど期待の逸材である。
精神面を含めてまだ“青さ"があるのは確かだが、現在アンデルレヒトでチームメイトとしてともにプレーする元オランダ代表MFデミー・デ・ゼーウも「ティエレマンスはとんでもないタレントさ。ヴェスリー・スナイデルやファン・デル・ファールトのような系統に入る」と太鼓判を押す。
そんなティエレマンスに対し、早速アーセナルやトッテナム、マンチェスター・シティといったビッグクラブが強い関心を示しているという。アンデルレヒトのファンにとっては気が気でないかもしれないが、ビッグクラブでプレーする日もそう遠くないかもしれない…
なお、ティエレマンスはこの日のクルブ・ブルッヘ戦で先制ゴールをマークするなど活躍。アンデルレヒトはプレーオフ2試合を終えて1勝1敗となっている。
【ブルッヘ戦でのゴール、シュートもえぐい…】