トッテナムとのキャピタルワン・カップ決勝に勝利し、今シーズンの一冠目を手にしたチェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督。

試合後、選手たちと無邪気に喜ぶ姿が印象的だった。

プレミアリーグでも首位を走るチェルシー。FAカップこそすでに敗退しているが、今シーズンは最大で三冠の可能性がある。“2シーズン目に強いモウリーニョ"というジンクスは、今回も今のところ健在であると言えるだろう。

さて、そんなモウリーニョ監督にまつわる驚異的なデータを英国『Mail Online』が伝えているのでご紹介しよう。

今回のキャピタルワン・カップは、モウリーニョ監督自身21個目のタイトルであったそうだ。

2000年に監督キャリアをスタートさせ、これまで様々なチームで通算727試合を指揮してきたモウリーニョ監督だが、これで34.6試合に1つタイトルを獲得している計算になるのだという。

34~35試合というと、プレミアリーグの1シーズンより少ない試合数である。つまり、1シーズンに最低1つはタイトルを獲得しているという計算になる。まさに「タイトル請負人」である。

また同紙では、このモウリーニョ監督の記録を他の偉大な指導者たちと比べている。

ジョゼ・モウリーニョ:727試合21タイトル(34.6試合につき1タイトル)
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ペップ・グアルディオラ:378試合19タイトル(19.89試合につき1タイトル)
ボブ・ペイズリー:535試合20タイトル(26.75試合につき1タイトル)
ウォルター・スミス:766試合21タイトル(36.47試合につき1タイトル)
ジョック・ステイン:1005試合27タイトル(37.2試合につき1タイトル)
オットマー・ヒッツフェルト:1039試合26タイトル(39.96試合につき1タイトル)
ルイス・ファン・ハール:831試合19タイトル(43.73試合につき1タイトル)
ビセンテ・デル・ボスケ:472試合10タイトル(47.2試合につき1タイトル)
ファビオ・カペッロ:625試合13タイトル(48.07試合につき1タイトル)
ロベルト・マンチーニ:627試合13タイトル(48.23試合につき1タイトル)
アレックス・ファーガソン:2131試合44タイトル(48.43試合につき1タイトル)
マルチェロ・リッピ:958試合19タイトル(50.42試合につき1タイトル)
カルロ・アンチェロッティ:952試合16タイトル(59.5試合につき1タイトル)
ラファエル・ベニテス:912試合12タイトル(76試合につき1タイトル)
アーセン・ヴェンゲル:1487試合17タイトル(84.74試合につき1タイトル)
ブライアン・クロー:1319試合13タイトル(101.46試合につき1タイトル)
ビル・シャンクリー:1160試合11タイトル(105.45試合につき1タイトル)
ボビー・ロブソン:1446試合13タイトル(111.23試合につき1タイトル)

最も早いペースでタイトルを獲得しているのは、ペップ・グアルディオラ監督。ゲーム指揮数は400試合以下とやや少なめだが、19.89試合に1タイトルを獲得しているとは・・・開いた口が塞がらないレベルである。

これらの監督の中では、モウリーニョ監督のレコードはボプ・ペイズリーに次ぐ3位となる。プレミアリーグやCLの成績如何では、さらにその数字を伸ばすことになる。

なお、昨シーズンFA杯を制したもののしばらくタイトルを獲得できていなかったアーセナルのヴェンゲル監督は、84.74試合に1タイトルというペース。これはラファエル・ベニテス監督の数字より下なのだそうだ。

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