25日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ決勝ラウンド1回戦1stレグ、レヴァークーゼン対アトレティコ・マドリー戦。試合は1-0でレヴァークーゼンが勝利した。
前年度のファイナリスト相手に、ホームで先勝をあげたレヴァークーゼン。勝負を決めたのはハカン・チャルハノールの一発だったが、この試合では若き守護神によるチームを救う大きなセービングがあった。
0-0で迎えた前半終了間際、アトレティコ・マドリーMFティアゴ・メンデスがペナルティエリア内からボレーシュートを放つ。
しかし、レヴァークーゼンGKベルント・レーノがこれを間一髪で防いだのだ。
このシーンを静止画で見てみよう。
こちらはティアゴがボールをミートした瞬間。
レーノの前には2人の味方選手がおり、視界は完全に遮られていた。さらに、キックはもう1人の味方選手の股を抜けており、ボールはGKの目の前でバウンドしている。
しかし、重心を低く保ったレーノはこれを人間離れした反射神経で反応し、チームの危機を救った。
ベルント・レーノは1992年3月4日生まれの22歳。
ドイツのU-18からU-21代表での経験があるGKで、育成年代ではバルセロナGKマーク=アンドレ・テアー・シュテーゲンと切磋琢磨した期待の若手GKだ。
守備範囲の広さ、出足の鋭さ、安定したディストリビューション能力を備え、レヴァークーゼンではあのレネ・アドラーからポジションを奪い注目を集める。今年6月にチェコで行われるU-21欧州選手権でも活躍が期待されている。
ちなみにこのレーノ、2011-12シーズンのUEFAチャンピオンズリーグのバルセロナ戦では、リオネル・メッシ1人に5得点を許す屈辱も味わっている。