24日、UEFAチャンピオンズリーグの決勝ラウンド1回戦1stレグの2試合が行われた。
この日行われたのはユヴェントス対ドルトムント戦と、マンチェスター・シティ対バルセロナ戦。あまりにも豪華な2試合が同時間に開催されたことからどちらの試合を見るか迷った方も多いかとは思うが、そのゴールシーンを振り返っておこう。
マンチェスター・シティ対バルセロナ
奇しくも2シーズン連続このラウンドで激突した両チーム。
昨年はエティハド・スタジアムでの1stレグでマルティン・デミチェリスがエリア内でメッシを倒してしまい、レッドカード+PKという最悪の事態になり話題に。結局2戦合計でバルセロナが4-1と勝利し、ベスト8へと勝ち抜けを決めていた。
ヤヤ・トゥレが出場停止処分のためジェイムズ・ミルナー×フェルナンドという新鮮な組み合わせのダブルボランチでこの試合に挑んだシティ。しかし、キックオフ直後からバルセロナのペースで試合は進み、16分に先制点が生まれる。
右サイドからリオネル・メッシがクロスボールが送ると、中で待っていたルイス・スアレスがこれをヘッド。しかしこれは空振りとなり相手DFヴァンサン・コンパニに当たると、スアレスがこぼれ球を迷いなくシュート。利き足ではない左足でのシュートであったが、ファーサイドに強烈なシュートを叩き込んだ。
2011年から2014年までリヴァプールでプレーしたスアレス。エティハド・スタジアムでのゴールはこれが初めてである。
敵地で価値あるアウェイゴールをゲットしたバルセロナは、前線のトリデンテを中心にその後も攻撃の手を緩めない。中でも、メッシの活躍ぶりは“異次元"であった。
追加点は、そんなメッシから生まれる。
30分、ペナルティエリア手間でイヴァン・ラキティッチからパスを受けたメッシは相手選手を4人ほど引きつけ、左サイドのジョルディ・アラバへと展開。この時点で相手DFラインは完全にボールウォッチャーとなっており、スアレスは巧みにマークを外す。この動きを見たアルバはスアレスへとピンポイントのボールを送り、前半のうちにバルセロナが0-2とリードした。
ホームでなんとか1点を取りたいシティ。69分、チャンスが訪れる。
高い位置でボールを奪うと、途中出場のフェルナンジーニョが縦に速いボールを入れる。これをダビド・シルバが落とし、最後はエースのセルヒオ・アグエロが叩き込んだ。
この後、エティハド・スタジアムは歓喜に包まれ、シティが同点弾を狙うシーンも続いた。しかし、74分にはガエル・クリシがこの日2枚目となるイエローカードを受け退場処分に。
また、試合終了間際のラストプレーでパブロ・サバレタがメッシをエリア内で倒しバルセロナにPKが与えられたが、メッシのキックはジョー・ハートに防がれ1-2のまま終了している。
2ndレグは日本時間3月19日、カンプ・ノウで行われる。