2月18日、『Manchester Evening News』や『Daily Mail』は「ボルトン・ワンダラーズに所属しているウェールズ代表FWクレイグ・デイヴィスが、レンタカーのガス欠で立ち往生していた老夫婦を助けた」と報じた。
記事によれば、クレイグ・デイヴィスはボルトン付近の道でガス欠により立ち往生していたアーミテージ夫妻に声をかけ、車を安全なところへ移すとともに、付近のスタンドまで走り、ガソリンを調達し彼らに提供したという。さらにその料金を立て替え、彼らの出発を見届けたとのこと。
助けられたブライアン・アーミテージ氏は81歳で、シーズンチケットを保有する生粋のボルトンファン。当然クレイグのことは知っており、この出来事の後クラブに感謝の手紙を送ったそうだ。
ブライアン・アーミテージ
「彼は我々を認識し、我々も彼を認識した。クレイグは本当に感じの良い、素晴らしい男だった。全てのサッカー選手が強欲なわけではなく、人間性を備えていることを示している」
クレイグ・デイヴィスは1986年生まれの29歳。マンチェスター・シティの下部組織出身であるが、2004年に退団してからはイングランドの下部で多くのクラブを渡り歩いているストライカーである。
2013年にボルトン・ワンダラーズに入団し、昨季の半分はプレストン・ノース・エンドに貸し出されるなどして結果を残せていなかったが、今季はこれまで21試合に出場し4ゴールを記録している。
チームを率いるニール・レノン監督はこの出来事に感銘を受け、クレイグ・デイヴィスの行動を称賛している。
ニール・レノン ボルトン監督
「素晴らしい話であるし、クレイグのファンタスティックな振舞いだね。彼にもクラブにも良いことだ。彼はとてもよく練習しているよ」