Aリーグ第17節、シドニーFC対メルボルン・ヴィクトリー戦でこんな出来事があった。
1点を追うシドニーFCの攻撃。ワンツーでボックス内に侵入したシドニーDFセバスチャン・ライオールが倒れると、デロフスキ主審はPKを宣告した。
ただ、よく見るとライオールは相手の7番、ギリェルミ・フィンクレルに接触したというより、自分から倒れ込んでいるように見える。 そして、ライオールはPKを貰ったあと、フィンクレルの頭を触り、なにやらしたり顔。 当然、フィンクレルやメルボルン側は不満げだったが、判定は覆らず。
このPKで同点となった試合はその後メルボルンが一旦勝ち越すも、再び同点とされ、3-3のドローで終了している。
ライオールの行為は物議を醸しており、メルボルンのFWコスタ・バルバルーセズはあれは露骨なシミュレーションであり、彼に対するリスペクトはやや失われたと断罪。 また、メルボルンのケヴィン・マスカット監督は「あのペナルティには疑わしさなどなかった、ただ単に存在しなかった」とお怒りだったそう。
『abc』によれば、ライオールはこの行為によって、オーストラリアサッカー連盟の懲罰委員会から呼び出しを受けているそうで、裁定次第では2試合の出場停止が科せられる可能性があるようだ。