今週に入り、日本代表の新監督候補に新たな人物の名が突如として浮上した。

ペルーの複数メディアが、コロンビア人のレイナルド・ルエダのもとに日本サッカー協会から監督就任のオファーがあったと伝えたのだ。

ハビエル・アギーレ監督の解任にともない、新監督候補のニュースが日々伝えられている。

オズワルド・オリヴェイラやドラガン・ストイコヴィッチといった日本との関係が深い名前があがっており、今夏のニュースを受け「ルエダって一体誰?」と首を傾げたサッカーファンも少なくはないだろう。

今回は、Qolyの中南米エリア担当である編集部Hが謎に包まれたこの南米人指揮官の正体に迫る。


経歴と日本代表との対戦経験

レイナルド・ルエダ・リベラ(Reinaldo Rueda Rivera)、通称レイナルド・ルエダは、1957年4月16生まれの現在57歳。コロンビア国籍である。

選手としてはアマチュア止まりだったが、ドイツの体育大学で学びドイツ語と体育学位を修得。1990年代に母国の小さなクラブでキャリアをスタートさせた。

学位を取得しているだけに育成には定評があり、2003年のワールドユースではグループステージで日本を4-1で一蹴するなど母国のU-20代表を3位に導いている。ちなみに、イタリアの名門インテルで長友佑都のチームメイトであるフレディ・グアリンはその時の彼の教え子だ(この時の日本の監督は大熊清。選手には川島永嗣や今野泰幸、平山相太、坂田大輔らがいた)

ユース代表での実績が評価され、ルエダは2004年にコロンビアA代表の監督に就任。以降、2007年からはホンジュラスを率い、2010年からはエクアドルを率いてそれぞれワールドカップへの出場権を獲得。しかし、いずれもグループステージで敗退している。

エクアドルを率いた2014年ワールドカップの大会終了後に退任し、現在はフリー。日本代表とペルー代表からオファーがあると報じられている。

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