2月10日、『Vanguard』は「イングランド・プレミアリーグのリヴァプールは、元ナイジェリア代表GKヴィンセント・エニェアマの獲得を狙っている」と報じた。
ヴィンセント・エニェアマは1982年生まれの32歳。若いころからナイジェリア代表チームの一員として活躍してきた選手で、2002年の日韓ワールドカップにも帯同していたことで知られている。
ベテランであるが大きな注目を集めたのは昨シーズンで、レネ・ジラール監督によってリールの守護神に抜擢され、リーグ・アンの連続無失点記録を更新するなど大活躍を見せた。
2014年ワールドカップでは、メッシのフリーキックで失点したことを審判に話していた場面が大きな話題となった。
強靭なフィジカルとジャンプ力、スピードなど抜群の身体能力を誇るほか、キックの精度やドリブルも得意としていることで知られる。かつてはPKを蹴っていたこともあり、エニンバ時代には10ゴール、ハポエル・テル・アヴィヴ時代には9ゴールを決めている。
リヴァプールには現在ベルギー代表GKシモン・ミニョレ、オーストラリア代表GKブラッド・ジョーンズなどが所属しているが、前者は今季不安定なパフォーマンスを見せており、後者はまだ信頼を得られていない。
エニェアマの市場価値は300万ポンド(およそ5億5000万円)程度と考えられており、リヴァプールは来季の戦力として彼を引き入れることを検討しているという。