アルゼンチンの12年ぶり5度目となる優勝で7日に幕を閉じた2015年のU-20南米選手権。

過去、数々のスターを輩出してきたこの大会で話題をさらったのが何といってもアルゼンチンのジョバンニ・“ジオ"・シメオネだろう。1試合2得点を4試合でマークするなど、1954年から続く歴史ある大会でネイマール(ブラジル)、ルシアーノ・ガジェッティ(アルゼンチン)に並び、史上2位タイとなる大会9得点を記録した。

このゴールラッシュにアルゼンチンではメッシ、アグエロ以来、久しく出ていなかった“新たなスター"として脚光を浴びており、「昔のバティストゥータのようだ」との評価も受けている(ただ筆者はクレスポ、イグアインに似たタイプの選手であると思う)。

ウルグアイとの最終戦で無得点に終わり、ウーゴ・ロダジェガ(コロンビア)の持つ11得点の大会記録更新とはならなかったが、奇しくもこの日は父ディエゴ・シメオネが指揮官を務めるアトレティコ・マドリーが、レアル・マドリーとのクラシコに完勝。シメオネ一家にとっては忘れられない一日となった。

今後、ジオがどのように成長していくかは神のみぞ知る話であるが、今大会の活躍が彼の人生で大きな転機となることは間違いない。Qolyでは以前、しばらく"シメオネ息子"として紹介していく旨をお伝えしたが、もうその必要はないのかもしれない。「スター誕生」の瞬間とも言える、彼が今大会で記録した全9ゴールを一気にご覧いただこう。

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