2月6日、ブラジル1部のサンパウロは「フランス・リーグアンのマルセイユからブラジル代表DFドリアを獲得した」と公式発表した。

契約については2015年6月30日までのローンであるが、買取オプションが付属していることも発表されている。額については公表されていないが、メディアでは700万ユーロ(およそ9億円)であると報じられている。

マテウス・ドリア・マセド、通称"ドリア"は1994年生まれの20歳。ブラジルのユース代表では飛び級招集の時代からキャプテンを務め、トゥーロン国際大会2度の優勝を果たしている左利きのセンターバック。

ボタフォゴの下部組織出身で、トップチームに昇格してから間もなくレギュラーに定着。激しいタックルと溢れんばかりの闘争心、ブラジル人らしい攻撃力で注目を集めた。

そして昨年夏にマルセイユへ移籍したのだが、監督を務めるマルセロ・ビエルサ氏が「ドリアは私が求めた補強ではない」と発言してクラブを批判するとともに、彼にも出場機会を一切与えなかった。

その状況から多くのクラブがドリアの獲得に興味を示しており、ミランやサンプドリア、ラツィオなどが引き入れを検討していると報じられていた。

【厳選Qoly】この冬、Jリーグにやって来るかもしれない外国人選手たち(2024-25年/MF・DF・GK編)