不透明な契約金制度、将来的には廃止も
近年では、サッカー選手のサラリーが上昇し、豪華な別荘を持ち、高級車を乗り回すようなスター選手も増えているが、かつて大型契約を結んだことがある元ベトナム代表選手によると、実際に選手の手元に入る契約金は、半分かそれ以下だという。
ベトナムの悪しき習慣として、クラブに加入するにあたり、契約金のうち何割かを監督やGMに支払わなければならないためで、これは外国人選手も例外ではない。一見すると賄賂とも取れる、この不透明な契約金制度は、クラブの人件費高騰を招く最大の原因にとされている。
また、この制度の存在は、海外クラブがベトナム人選手を獲得に動く際の障壁にもなっている。
ベトナムサッカーは近年、日本サッカーとの連携を強めているが、グローバル化が求められるサッカー界において、将来的に廃止が検討されるべき制度であることは間違いないだろう。
記事提供元: 「Vリーグのローカル移籍・契約制度「Tien lot tay」の謎に迫る@Vietam Football」