瞬発力系の「エヴォスピード」、フィット系の「キング」と並ぶ、Pumaのサッカースパイク3サイロのうちの一つ、「エヴォパワー」。

日本代表の長谷部誠や川島永嗣らが愛用する、素足感でのキックの精度と強さを重視して開発されたモデルにこのたび、新作が登場した。

Puma evoPOWER 1.2

名称は『エヴォパワー 1.2』。

前作『エヴォパワー 1』の進化版であり、「エヴォスピード」シリーズと同じく小数点以下でバージョンアップを表現する形となっている。

アッパーは引き続き、キック時、素足のように縦方向のみへ伸びる特殊な素材「アダプライトマイクロファイバー」を採用。下の方に黄色で小さく「ADAP-LITE」の文字が見える。

「エヴォパワー」の特徴の一つである、足馴染みの良い特殊なパッド「アキュフォーム」を今回、キッキングエリアだけでなくインサイド・アウトサイドを含む紫のアッパー部分全体に搭載し、正確かつパワフルなキックをサポート。

さらに、「グリップテックスプリント」という加工を新たに表面に施しており、ボールに対するグリップ力を高めている。

後足部から中足部にかけて入れられた明るいピンク部分のバンドは「エヴァーフィットケージ」。

足を包み込むようにサポートすることで安定性を高め、横ブレを軽減。今作はインサイド側のみに搭載されているようだ。

かかとへの“当たり"を和らげるためヒール最後部に取り入れられていた、ゴム状の「エヴォパワーFOT」は今回非搭載に。

ヒール自体が元々シンプルな構造であり、必要がなかったということかもしれない。

キック時の力をより自然にボールへ伝えることができる、割れた腹筋のような見た目の「グラデュアルスタビリティフレーム」(※アウトソールの黄色の部分)も健在な、『エヴォパワー 1.2』。

初期カラーはピーコート×ホワイト×ブライトプラズマ。

「エヴォパワー」は欧州ではセスク・ファブレガスやマリオ・バロテッリ、オリヴィエ・ジルーといったトップ選手、アジアカップの日本代表でも最多の5人が着用しているモデル。

新作も日本での発売が楽しみである。

なお、一緒に発表された『エヴォスピード 1.3』の新色やその他のスパイクバリエーションについては改めてお伝えしたい。

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