先週末に行われたスウォンジー戦を5-0と圧勝したチェルシー。ジエゴ・コスタとオスカルがそれぞれ2得点をあげている。

前半のうちに4-0とリードするなど、チェルシーはたった45分間で勝負を決めてみせた。試合後にモウリーニョ監督が「完璧だった」とコメントした通り、その戦い方は盤石であり手を抜く気配すら見せなかった。

この勢いは一体どこまで続くのだろうか。翌日にマンチェスター・シティが敗れたことでチェルシーは2位以下との差を再び大きく引き離した。

そんなチェルシーが次に待ち受けるのは、キャピタルワン・カップの準決勝1stレグ、リヴァプール戦である。

現時点でチェルシーは、参加する全コンペティションで優勝の可能性を残している。試合は今週ミッドウィークの20日、敵地アンフィールドで行われる。

さて、そんな大一番を前にチェルシーのモウリーニョ監督がある"お願い"をチェルシーのファンに向けて発している。

英国『Mirror』によれば、それはリヴァプールのキャプテン、スティーヴン・ジェラードを罵るチャントであるそうだ。

ジェラードといえば昨シーズン、リーグ制覇がかかった重要なチェルシー戦で肝心な場面で滑ってしまい、相手にゴールを決められ優勝を逃したという苦い思い出がある。

そういったエピソードからマンチェスター・ユナイテッドなどのライバルチームからは彼のチャントを替え歌にした罵りの歌が歌われることがある(どんな歌かはこちらの過去記事でチェック)。

カップ戦の準決勝というビッグマッチを迎えるモウリーニョ監督だが、対戦相手といえどそういったものは不要だと考えているらしい。


ジョゼ・モウリーニョ(チェルシー監督)

「彼(ジェラード)という選手に値するだけのリスペクトを払ってほしい。

ジェラードはリヴァプールにとって、またプレミアリーグにとって歴史的な選手であり、私も常に賞賛し尊敬してきた相手選手でもある。

チェルシーのファンは彼を罵倒するチャントを歌うが、私はそれが好きではない。全くもって好きではないんだ。

数度くらいは楽しいかもしれない。しかし、特に彼のような尊敬に値する選手の時には、何度も何度も続けることはそれが必要だと私は思わない。

私たちには、必要でないと思うチャントが他にもとてもたくさんある」

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