現地時間14日に行われたプレミアリーグ第16節の大一番は、大差のついた結果となった。
PHOTO
@juanmata8 wheels away after his 5th #BPL goal of the season. It's Man Utd 2-0 Liverpool at half-time #MUNLIV pic.twitter.com/H9qdMn4jXl
— Premier League (@premierleague)
2014, 12月 14
HALF-TIME Man Utd 2-0 Liverpool. The hosts are in charge at the break after goals from Rooney & Mata
#MUNLIV pic.twitter.com/2k4Q6o0HaG
— Premier League (@premierleague)
2014, 12月 14
イングランドが誇る「ナショナル・ダービー」はマンチェスター・ユナイテッドに軍配。名門同士の一戦は終始ユナイテッドのペースで進み、試合は3-0で終了している。
ウェイン・ルーニー、フアン・マタ、ロビン・ファン・ペルシーが立て続けにゴールしたユナイテッド。しかし、この日大きな存在感を見せたのはGKダビド・デ・ヘアだった。リヴァプールから繰り出されるきわどいシュートをデ・ヘアは文字通り防ぎまくり、ユナイテッドゴールに完全な“壁”を築く。3得点ばかりに注目が集まるが、リヴァプールにゴールの予感すら感じさせなかったという点で、その完封劇はまったく素晴らしかったと言える。
さて、伝統あるこの試合はユナイテッドのホームであるオールド・トラッフォードで行われた。ライバルチームとの試合を気持ちよく進めることができたからか、この試合のスタジアムではユナイテッドサポーターからかなり厳しい意味合いのチャントがリヴァプール側へと送られていたようだ。
まずこちらは、リヴァプールのブレンダン・ロジャーズ監督に向けたもの。歌詞は "You're getting sacked in the morning(おまえは明日の朝には解任されているさ)"というかなり皮肉性の高いものだ。
なお、このチャントはについては、英国人記者として日本でも有名なヘンリー・ヴィンター氏もその事実を認めている。やはり、西側スタンドのストレッドフォード・エンドから聞こえてきた様子。
Stretford End serenading Brendan Rodgers with "you're getting sacked in the morning".
— Henry Winter (@henrywinter)
2014, 12月 14
他にもこんな映像が投稿されている。
こちらは、彼らにとっては憎きキャプテンであるスティーヴン・ジェラードに向けたチャント。歌詞は "Have you ever seen gerrard win the league?"。日本語にすると、「ジェラードってこれまで何度リーグタイトルを制覇したの?」となり、プレミアリーグになってからリーグ優勝経験のないリヴァプールとそのキャプテンを痛烈にDisっている。
また、この日のオールド・トラッフォードでは、昨シーズンのチェルシー戦でジェラードが転倒したことを皮肉るチャントも流れるなど、かなり“やりたい放題”な感じであった。
歌詞は"Steve Gerrard Gerrard, He slipped on his f*cking a*sse, He gave it to Demba Ba, Steve Gerrard Gerrard"。以前Qolyでもご紹介したジェラードのチャントとリズムは同じだが、内容だけは大違い。
これぞ英国のフットボール文化、といった感じの切れ味である。