6年間指揮を執ったドラガン・ストイコヴィッチ氏が退任し、ガンバ大阪でアジア制覇やJ1優勝などの実績を持つ西野朗氏を新監督に迎えた名古屋グランパス。
前季の11位から一気に巻き返したい2014シーズンだったが、藤本淳吾、阿部翔平、田中隼磨、増川隆洋、ダニエルなど多くの選手が移籍。この影響もあってか序盤戦から調子が上がらず、折り返し地点を迎えても優勝どころか残留争いの渦中にいた。
その状況を変えたのはやはり補強で、6月に2011年のJリーグMVPレアンドロ・ドミンゲス(柏)、8月にはストライカーの川又堅碁(新潟)を獲得。決定的な仕事ができる二人の加入に刺激を受け、快速FW永井謙佑もゴールを量産すると、最終節では優勝争いの浦和レッズをアウェイで撃破。終わってみれば10位という順位に収まった。
このオフは中村直志が現役を引退。玉田圭司がセレッソ大阪へ移籍した前線には、スロベニア代表のミリヴォイェ・ノヴァコヴィッチを清水エスパルスから獲得している。
17日に発表された、名古屋の新ユニフォーム。
コンセプトは『CONNECT-Neo(伝統と革新のつながり)』で、ホーム(1st)はチームの象徴であるクラブエンブレムをイメージしたストライプ柄をクラブカラーである赤の濃淡で表現。白の立ち襟を採用することでクラシカルかつスタイリッシュに仕上げている。
サプライヤーは引き続きルコックスポルティフ(デサント)。
シャツのデザインに合わせて、パンツは白に!
同じルコック、エヴァートンの2009-10ホームとの共通性がなかなか興味深い。
アウェイ(2nd)は、どこか懐かしさを感じさせる赤とオレンジのツーラインが特徴。
白をベースにしたシンプルなデザインでありながら肩口のツーラインが目を引く。背面上部に入れられたラインも地味にいい感じだ。
こちらはホームと逆に赤のパンツが採用された。相手によってはオール赤、オール白の組み合わせというのもありそうだ。
GKホームはアウェイと同じテンプレートを使用した黒。
昨季リーグ戦全試合フル出場した守護神、楢崎正剛のイメージとも重なる渋いカラーリングである。
ユニフォームスポンサーは、胸の「トヨタ自動車」、袖の「豊田通商」、パンツの「トヨタファイナンス」が継続。背中は「デンソー」に代わって2010シーズン以来となる「豊田自動織機」が入った。(※当時のロゴは「豊田織機」)
【追記】18日に行われた新体制発表会での様子。
ソックスは赤。これまでの名古屋とは一味違う印象だ。