影山雅永監督のもと、J2で着々と足場を固めてきたファジアーノ岡山。戦力をできるだけ維持し、今年こそはと臨んだ2014シーズンだったが、結果は2012シーズンと同じ8位に終わった。
開幕3試合でわずか勝ち点1と出遅れたものの、チームは一時の不調に揺れることなく、9節から無敗街道をばく進。連続無敗をクラブ記録の18試合にまで伸ばし、4位へ浮上する。ところが27節、8節で敗れたギラヴァンツ北九州にアウェイでも再び敗れ無敗記録が止まると、そこから徐々に失速。攻撃のアクセントになっていたMF石原崇兆の負傷離脱も響き、昇格プレーオフ圏内を維持することができなかった。
この結果を受けて影山監督は退任し、昨年コーチを務めていた46歳の長澤徹氏が昇格。昨季までの主力が新天地を求める一方、元日本代表の岩政大樹や加地亮などが加入している。
岡山は13日、2015シーズンに向けた新ユニフォームを発表。(写真: ペナルティ/ウインスポーツ)
ホームは引き続きチームカラーの赤を基調にした、濃淡のカラーコンビネーションを採用。上昇をイメージしたというトライアングルパターンは、日本古来より「魔除け」「厄除け」の意味でお守りや着物などに使われてきた「鱗文様(うろこもんよう)」でもあり、選手を怪我などから守るという意味も込められている。
アウェイは引き続き白。GKモデルはホームが伝統的な水色からやや濃くなり、青に近いカラーとなった。
ここ2年黒だったアウェイは黄色に。いずれもテンプレートはFP用ホームと共通の「魔除け」「厄除け」デザインだ。
ユニフォームスポンサーは、胸が「グロップ」、背中が「アンドゥー」、袖の「おかやま信用金庫」、パンツの「山陽新聞」。サプライヤーのペナルティを含め2014シーズンからの継続となっている。
ファジアーノ岡山は今シーズンの公式戦用ユニフォームを発表。ボディ部分に"上昇"をイメージした小さな三角形を配置。魔除けとなるうろこ文様の意味合いも。
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— RSKイブニングニュース (@RSK_EveningNews)
2015, 1月 13
岡山と言えば昨年、瀬戸内海を挟んだ対岸に位置するカマタマーレ讃岐のJ2昇格により、「瀬戸大橋ダービー」を初開催。
この試合でシーズン最多の入場者数(12,359人)を記録しており、クラブ関係者は讃岐のJ2残留にほっと胸をなで下ろしていることだろう。
なお、ネーミングライツにより2010年から「kankoスタジアム」と呼ばれていたホームの岡山県総合グラウンド陸上競技場だが、昨年末に岡山県を拠点に自動車販売などを行っているシティライトが新たに5年契約で命名権を取得。今年3月からは「シティライトスタジアム」となる。