J1、J2、そして昨年創設されたJ3にもY.S.C.C.が参入し、今や日本屈指のサッカーどころといった雰囲気もある横浜。2013シーズンは横浜F・マリノスがJ1優勝まであと一歩に迫ったが、昨年はいずれのチームもあまり冴えない結果に終わっている。
3年目の山口素弘監督とともに開幕を迎え、2勝2分となかなかの好スタートを切った横浜FCも、その後は一気に失速。中盤戦以降は持ち前のソリッドな守備を武器に勝ち点を積み上げたが、8位に浮上してJ1昇格プレーオフ圏内も見えてきた残り10試合ごろから再び調子を落とし、最終的には11位でフィニッシュした。
シーズン終了後、山口監督は退任を発表し、1997年にブランメル仙台(ベガルタ仙台の前身)での指導歴もあるスロベニア人のミロシュ・ルス監督が就任。横浜FCの外国人監督は、2007年のジュリオ・レアル氏以来となる。
その横浜FC、2001年から14年間サポートを受けてきたHummelに代わり、このオフに犬のロゴでお馴染みのスポーツアパレルブランド、Soccer Junky(サッカージャンキー)と契約。
今年に入って8日には、トップチームが今月タイで行う一次キャンプにおいてプーケットFCとのプレシーズンマッチで使用する新ユニフォームを発表している。
タイを代表する動物「象」の透かしが入った、見るからにタイ、これぞタイといった感じのプレシーズンマッチ用ユニフォーム。
クラブカラーの元となった空・海・雲を連想させる色使いでデザインされており、肩にある2本のラインにはエンブレムカラーの白と青を採用。2色は雲の柔らかさと、海の力強さを表し、全体は空のような広さをスカイブルーで表現している。
フィールドで縦横無尽にプレーする選手を後押しするイメージが込められたデザインとのことだ。
ユニフォームスポンサーは、胸に建設機械リースの「NITTAI」、背中も建設会社の「Sansei」という東南アジア向けの特別仕様。
今回のタイ合宿が持つ意味がちょっぴり伺える。
こちらは紺のGKモデル。象の周りには施されているのは伝統的なタイシルクの模様。象と見事にマッチしている。
犬のロゴも予想通り新鮮で、正式な新ユニフォームの方も出来が楽しみである。