先日大分トリニータに入団が決まった東ティモール代表FWムリロ・アウメイダ(これまで当サイトではムリーロと表記していましたが、登録に合わせて改定)。以前Qolyで取り上げた東ティモール代表事情の記事にも再びアクセスがあったようで、嬉しい限りです。
これを記念してムリロのこれまでを少し振り返るとともに、ゴール動画などをまとめました。
ムリロ・ヒベイロ・ジ・アウメイダは1989年生まれの25歳。ブラジル生まれでバイーアの下部組織出身だが、2011年に東ティモールU-23代表としてSEAゲームス(東南アジア競技大会)に出場し、2012年のスズキカップ予選でフル代表デビューを果たしている。
もちろん、ブラジルでちゃんとトップチームに上がった選手なので、東南アジアでも下位レベルの東ティモールではかなり突出した選手だ。現在ではかなり帰化選手が増加しているために特別目立たなくはなってきているが、それでもエースと言えば彼しかいない。
特徴は何といっても得点力だ。豪快なシュートと鋭い飛び出しが魅力で、強引さも持ち合わせる「まさにストライカー」というタイプ。今年所属していたサウジアラビアのアル・イティファクでは全く力を発揮できなかったものの、10月のスズキカップ予選ではブルネイ戦でハットトリックを決めた。
Jリーグに来る上で不安となるのはやはり守備面と運動量と言ったところ。決して東ティモールの中でも守備をするタイプではなく、試合を通して見れば65分以降の動きの落ちも激しい。とはいえ、基本的に彼は暑い地域でばかり試合をしているので、その点は差し引いて見なければならないが。
ということで、ムリロの活躍を祈願する意味も込めて、2ページ目では代表でのゴール全てを振り返ろう! 意外にもSEAゲームスのも揃って9得点分。