英国『BT Sport』のクリスマス特番にチェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督が登場している。

モウリーニョ監督が出演したのは、英国を代表する女性司会者クレア・バルティングとの対談番組"Clare Balding Meets"。落ち着いたセットの中でモウリーニョ監督は様々な質問に答えている。

例えば、一昨シーズン限りで監督業から引退したサー・アレックス・ファーガソン氏について。モウリーニョ監督は同氏のことを「ボス」と呼び、「いい友人であり、いい人物であり、ファンタスティックなユーモアをした人だ」と絶賛していたようだ。

他にも、以前噂のあったリオネル・メッシ獲得の噂にもしっかりと否定しており、シーズン中ではありながらかなり踏み込んだ内容にも返答を見せている。

そして、話題はモウリーニョ監督の奥さんに移る。2007年のチェルシー退団後、モウリーニョ監督はイングランド代表監督就任の要請を受けており、決断に至る直前まで進んでいたと伝えられている。その決断をストップさせたのが妻のタミさんであることは以前Qolyでもお届けしたのだが、その時の詳しい敬意について、今回の対談番組でも話していたようだ。

ジョゼ・モウリーニョ(チェルシー監督)

「(イングランド代表監督に就任しないよう言った)彼女は正しかったよ。私には早すぎた。

私は毎日が大好きだし、遊ぶことも好きだ。日々の生活の中でのプレッシャーもトレーニングも移動も試合も競争も全てね。

そして私は、イングランド代表にとっての次の試合がパリで行われるフランス代表との親善試合になると考えていていた瞬間があったことを明確に覚えているよ。

私はすでに誰を選び、どのチームとこれから対戦し、どのようにそれをしていくかについて考えていたんだ。そしてら彼女がやって来てこう言ったんだ。

『次の試合はいつなの?ああ、2ヵ月以内にあるのね。ねぇ、あなたは2ヵ月何をしていて、今は何をしているの?今、何を考えているの?そういうことは忘れて。あなたのためにならないわ。(監督としてのキャリアは)あと20年もあるかもしれないのよ』とね。

彼女はフットボールについて何も知らない。フットボールが好きじゃないんだ。しかし、彼女はとても知性的で私のキャリアの多くの場面ですごく助けてくれた。私のパーソナリティを形成しているという意味でもね。

彼女もとても競争意識があって、そういう人だと思っているんだ」

退団の様子はこちらからどうぞ。

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